才能・努力について考えることは無意味


僕の学校も試験一週間前に突入し、勉強しなければならない状況に.

ところで、試験勉強をしていて全然理解できないところがあったり、理解した気になってたけど、演習問題解いてみたら全然解けなかったりしたとき、

「僕には才能がないんだ・・・」とか「もっと頑張らなきゃ・・・」とか思ったことがある人、挙手.

僕も何かできないことがあるたびに『自分の才能の有無』や『努力をしたかしなかった』について考えていた.

けれど、最近はそれを考えることが無意味だと思うようになってきたので、それについてちょっと文章にしてみた.




まず、才能についてだけど、才能は、例えば『天才』という称号が偉大な結果を残した人に対して与えられるように、結果と密接な関係にあると思う.

思うに、人がどうやって、『その人は才能がある』って判断しているかっていうと、そのすばらしい結果を見て言ってるだけ.

逆に『その人は才能がない』っていうのはどうやって判断しているかっていうと、やっぱり結果を見ていて、良い結果が出ていないから、才能がないんだって言ってるだけ.

でも、才能っていつ発現するかわからないはず.今まで才能がないと思っていた人が、いきなり才能を発揮し出すなんてこともあると思う.

それに、練習や勉強の量によって結果は左右されるし、物事の考え方一つ変えただけで急に結果が良くなるってこともある.ものによってはその時々の体調とか天候とかに左右されることも少なくないだろう.

結果を元にして判断している以上、才能なんてものはひどく曖昧にしか測れない.よって、才能について考えることってのはほとんど意味が無く、そんなことしているくらいなら少しでも『目標の実現のために何をしたらいいか』を考えた方がいいと僕は思う.

(補足:才能の存在を否定しているわけではなく、むしろ今までに良い結果を残していて、才能があると思うなら、その道に進んだらいいし、今まで良い結果を残していなくて、才能がなさそうでも、それが好きなことなら、その道を選んだ方がいいと思っている.ただ、才能があろうとなかろうと、目標の実現のための何かをしなかったら実現しないだろうから、才能について考えるよりもどうしたら実現するかを考えるべきだということが言いたい.)



次に、努力について.

結果が出たあとの『努力をしたか、しなかったか』についての答えは決まっていて、良い結果が出ているなら努力をしたことになるし、結果が出ていないなら努力をしたことにはならないと僕は思う.

こういうことを言うと、「努力しても結果が出ない場合だってあるんだよ!バカ!思いやりが足りない!」っていう人がいるだろう.

そして僕は優しくない人として扱われ、いつしか誰からも優しくされることがなくなり、愛されることもなくなり、生涯孤独の身で過ごすのだ・・・.


・・・だがちょっと待って欲しい.僕にも言い分はあるんだ.

僕は努力を『自分の身の丈にあった』分だけすればいいと思っている.

つまり、僕の捉え方では、『努力をした、してない』よりも『努力が十分だった、不足していた』と言った方が適切になる.

努力ってのは(自分にとって)良い結果を出すのに必要なだけやればいい.だから結果が出たあとの、努力をしたのかしてなかったのかについての答えは明らかで、結果が出たと同時にわかることになる.

だから、僕の捉え方ではそもそも『努力をしても結果が出ない』なんていう状況が無い.良い結果を出して初めて努力が十分だったというべきだと思っている.

つまり僕が冷たいから「良い結果が出ているなら努力をしたことになるし、結果が出ていないなら努力をしたことにはならない」と言ってるんじゃなくて、僕が努力というものを『ある結果を出すために、人によってやるべき量が違うもの』として捉えているからなのであって、決して僕に思いやりがないわけじゃないんだ.

だからみんな僕を愛してください.



また、努力について考えることは自分の成長に制限をかけることになりかねない.

良い結果が出なかったときに、即座に「努力が〜〜」と考えるのはちょっとおかしいというか単純というか、何か変な考え方に縛られてる気がする.

それよりも『自分がやっていたこと』を疑うべきで、本当に自分のやっていたことは目標を実現するために有効だったのかということを考えた方がいいんじゃないかと僕は思う.(これを考えることも努力の一つだと捉える人もいるかもしれないが.)

例えば絵を描くにしても、我流でやるには限界があるだろう.その限界を突破するには人に教えてもらったり、上手い絵を参考にしたりするのが絵が上手くなる近道だと思う.

だから、良い結果が出なかったときはまず、何が原因でこうなったのか、自分には何が足りないのか、から考え始めて、次に具体的にどういうことをしたらいいのかを考えるべきであって、努力がどうこう言うのはその後だと思う.




この考え方が正しいかどうかはわからない.

けれど僕の性分にはこれがあっていそうなので、今後、僕はこの考え方を元にして、目標を実現させるための行動をしていこうと思う.


追記:目標を実現、じゃなくて目標を達成の方が正しい気がしてきたけど、直すのが面倒なので、間違えたままになってます.